日本料理は繊細で美しい料理です。世界的にもその美しさが評価されていますが、ただ何気なく器に盛るだけではせっかくの料理を最大限に活かすことが出来ません。料理は味わいも大切ではありますが、その見た目も味に影響を与えます。綺麗に器に盛り付けられたお料理と、何気なく盛られた料理では見た目に大きな差が出ます。食卓に華を添えるためにも、料理にはふさわしい陶器を使って盛り付けるようにしましょう。
日本の陶器の器には、四季に合わせた美しい絵柄が描かれています。また、料理に合わせた柄を選ぶことによって、日本料理はその鮮やかさを増します。特に焼き魚などは色合いの良い陶器に盛ることによってより美味しそうに見えます。
また、夏の季節には青や絵柄も水が描かれたような涼しげな器を使い、春には桜が描かれた桃色の器を、冬には外の寒さを忘れさせてくれるような温かみのある器を使うことで、四季のある日本ならではの日本料理を際立たせてくれます。四季によって使う器を変えることで、毎日の食卓でも四季を感じることが出来ます。陶器は使えば使うほど味わいが深くなっていきます。ご家庭にお気に入りの陶器の食器を揃えるだけでその器に合う日本料理を作りたくなるものです。